猫の耳介血腫

耳介血腫とは、耳介(耳のフラップ)の中に血液、血清、または血栓が溜まったものです。 血腫があると、耳介は非常に厚くなります。 腫れは、ピンナ全体に及ぶこともあれば、一部分だけに及ぶこともあります。

どのようにして起こるのですか?

何かが外耳道を刺激すると、猫は頭を掻いたり振ったりして反応します。 過度の揺れによって血管が破れ、出血するのです。 耳の解剖学的構造を理解すると、この一連の流れがより論理的になります。

耳たぶは、軟骨の両側に皮膚が重なっています。 この軟骨が耳介の形を作っています。 血管はこの軟骨の中を通って左右に移動します。 激しく揺れると、皮膚が軟骨の上を滑るようにして血管が切れてしまいます。

治療法は?

耳介血腫の治療には2つのアプローチがあります。 1つ目は、保存的アプローチです。 針を使ってピンナの中から液体を取り出し、液体が入っていた部分にコルチコステロイドを注射します。 輸液が再発しないように、ピンナを包帯で圧迫します。 この方法は、血腫が小さい場合や経済的な理由で手術ができない場合に用いられます。 しかし、成功率は約50%です。

手術を選択した場合、一般的に使用される4つのステップがあります。 しかし、状況に応じて様々な方法があります。

  1. ピンナから血液を取り除きます。 これは、血腫の両端に小さな切り込みを入れることで達成されます。 ドレインチューブを血腫に通し、耳に縫合します。 これにより、この部分に溜まった血液や血清が確実に排出されます。 あるいは、血腫の上の皮膚を切開して完全に開いてしまうこともあります。 この方法は、大きな血腫や血液が凝固した血腫に用いられることが多いです。
  2. 血液が溜まっていた空間を消します。 血腫の上の皮膚は軟骨から押し出されているので、再び血腫が発生するのを防ぐために、軟骨に再付着させなければなりません。 これは、耳のフラップに通された一連の縫合によって達成されます。
  3. さらなる損傷を防ぐため、ピンナを安定させます。 ドレーンチューブがあることで、猫はさらに頭を振るようになります。 このときの揺れは、ピンナにさらなるダメージを与える可能性があります。 そこで、ピンナを猫の頭の上に置き、包帯で固定します。 絆創膏は多少煩わしいかもしれませんが、ピンナのさらなる損傷を防ぎ、適切な治癒を進行させることができます。
  4. 問題の原因を診断し、治療します。 治療のもう一つの重要な点は、揺れの原因に対処することです。 感染症がある場合は、その治療のために薬が調剤されます。 しかし、感染症がなくても、外耳道に異物(ダニや草の切れ端など)が留まっている猫もいます。 その場合は、異物の除去を行います。 また、異物によって震えが始まったものの、後に外れてしまったということもあります。 その場合は、感染症がなければ、外耳道のさらなる治療は必要ありません。

どのようなフォローアップ治療が必要ですか?

ドレーンチューブと包帯は、一般的に3~5日程度で外されます。 その時、血腫はたいてい治っています。 ドレーンチューブが入ったところの皮膚には、2つの穴があります。 この穴は数日以内に塞がります。 穴が閉じる前に穴から分泌物が出た場合は、過酸化水素で洗い流してください。 また、耳介を縫った部分は、抜糸する猫もいれば、溶ける猫もいます。

感染症があった場合は、外耳道を再チェックして、感染症がなくなったことを確認する必要があります。 そうしないと、また血腫ができてしまうかもしれません。

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